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パリ・ステンドグラスの最高傑作”サント・シャペル”|予約入場・見どころなど徹底解説!

皆さん、こんにちは

フランス・パリの中心部”シテ島”にある ”サント・シャペル”

パリで最も美しいステンドグラスが飾られている”サント・シャペル”は、ノートルダム大聖堂と並んで見逃せないシテ島の人気観光スポットです

 

今回は、パリ”サント・シャペル”の行き方・入場・見どころといった観光情報を徹底的にご紹介します!

 

 

サント・シャペルの歴史

時は13世紀、フランス国王ルイ9世の時代からサント・シャペルの歴史は始まります

 

キリストの聖人とされるほどの聖なる王と呼ばれたルイ9世

高潔な人柄と優れた知性の持ち主として知られ、国家間の紛争調停に尽力したことからヨーロッパの調停者とも呼ばれています

 

芸術に深い造詣があったルイ9世は、建築物・芸術品を大切にするとともに、キリスト教の聖遺物を収集することに尽力します

キリスト教が絶大な権力を持っていたこの時代、ルイ9世がキリストの聖遺物を手にすることはフランス王国がキリスト教の新たな聖地となることを意味していました

 

1239年、ルイ9世が実にフランス国家予算の半分を使い手に入れた聖遺物「茨の冠」を、サント・シャペルの地にもともとあった聖二コラ礼拝堂に安置しました

その後「磔刑の十字架の断片」など他の聖遺物も譲り受けると、より荘厳な場所に聖遺物を安置する必要性から、聖二コラ礼拝堂を取り壊してサント・シャペルの建設に取り掛かります

 

そして、わずか7年の短い歳月を経て、サント・シャペルが完成しました

 

ステンドグラスはどう守られた?

サント・シャペル完成から500年後、フランスでは市民が蜂起したフランス革命によって、サント・シャペルの建物は大きな被害が出ます

しかし、サント・シャペルのステンドグラスの7割が完成当時のオリジナルのまま残り、現在も目にすることができます

 

18世紀のフランス革命時代、サント・シャペルは行政の書庫・穀物貯蔵庫・クラブサロンといった礼拝堂以外の様々な用途で使用されていました

フランス革命直前の王政が不安定な時には、高さ15mにも及ぶステンドグラスは分解して窓から取り外され、安全な店の中の荷物に隠されていました

 

取り外しをしてまでステンドグラスを守っていたことに、当時のステンドグラスの重要性が垣間見えます

 

アクセス

サント・シャペルはパリ1区、シテ島の西にある最高裁判所の敷地内に位置しています

向かいの東側には、ノートルダム大聖堂などがあり、この一帯が世界遺産に登録されています

 

地下鉄を使ったアクセスがとても便利です

地下鉄4号線「Cite(シテ駅)」で下車し、徒歩4分(280m)です

 

<Cite(シテ駅)~サント・シャペル> Googleマップで見る

 

サント・シャペル 入場

サント・シャペルは、最高裁判所の敷地内にあります

シテ島を南北に貫く「パレ通り」の西側に「SAINTE-CHAPELLE」と書かれた赤い看板が見えてきます

 

Googleマップで見る

 

まずは、この左側の列に並びセキュリティーチェックを受け、敷地内に入ります

右側の列は身体障がい者向けの優先列ですので、パリミュージアムパスやオンラインチケットを持っていても、健常者は左側の列で並びます

 

サント・シャペル チケット購入

敷地内に入ったら、当日券を購入します

当日券を購入窓口へは、向かって左側の列に並びます

 

ミュージアムパスやオンラインチケットを持っている場合は、右側の空いている優先レーンを通過し、チケットのQRコードを提示します

 

オンラインチケットは10%OFF!

サント・シャペルでは、前もってオンラインチケットを購入しておくことをおすすめします

 

オンラインチケット購入のメリット:

  • 当日券窓口に並ぶ必要なし
  • 当日券の10%OFFの価格で手に入る

 

公式購入サイト(仏語) ↓

https://ticket.monuments-nationaux.fr/Accueil.aspx

 

入場時は、プリントアウトしたEチケットのQRコードをセンサーにかざして、サント・シャペルに入場します

 

1階礼拝堂

サント・シャペルに入場して、まず入る場所は1階礼拝堂です

 

1階礼拝堂は、バジリカ式の下層礼拝堂で、これから見る2階礼拝堂に比べ質素なつくりをしています

四分ボールト構造の天井も低く、少し圧迫感を感じます

 

当時1階礼拝堂では、主に召使いなど身分の低い人々の祈りの場として使用されていました

閉塞感のある礼拝堂ですが、天井には青く輝く紋章や、柱やアーチの間にステンドグラスが飾られています

 

現在は、トイレや小さなお土産屋が並び、ステンドグラスの模様のお土産がたくさん販売されています

 

2階礼拝堂

1階礼拝堂かららせん階段を登ると、お目当ての2階礼拝堂です

 

全てのステンドグラスが太陽の光を鮮やかな色に変えて、礼拝堂内を美しく照らしている様子はまさに宝石箱のようです

質素な外観と比べて、同じ礼拝堂とは思えない荘厳さです

 

15の大窓ステンドグラス

 

礼拝堂の周りを大きく取り囲むように、柱と柱の間に取り付けられた15の大窓があります

パリ最古の大窓ステンドグラスの色は、赤と青を基調としており、太陽のあたり方によってその色合いは常に変化しており幻想的です

 

祭壇に向かって左から右に年代順に、

  • 創世記のアダムとイブ
  • キリストの受難
  • 旧約聖書の物語
  • フランスが聖遺物を譲り受ける物語

それぞれの物語が描かれています

 

聖ヨハネ黙示録のバラ窓

 

礼拝堂入口方向を振り返ると、礼拝堂の壁いっぱい直径9mの大バラ窓が見られます

 

大バラ窓のステンドグラスが描く物語は、キリストの復活を記した「ヨハネ黙示録」

15世紀、シャルル8世の時代になって造られたものです

 

大バラ窓は87枚のステンドグラスで構成されており、中世後期の傑作と言われています

大バラ窓の配色は黄色と青を基調としており、礼拝堂を囲む赤と青を基調とした15枚のステンドグラスとの対比が、礼拝堂内に入り込む光の色どりを豊かにしています

 

バラ窓の中心には最後の審判の場面のキリストが描かれており、振り返った祭壇奥のキリストの受難と相対しているのがわかります

 

十二使徒の像

 

物語を描くステンドグラスを囲む高く伸びる柱には、きらびやかな金と色鮮やかな十二使徒の像があります

それぞれの像は、ギリシャ十字と呼ばれる十字架を手に柱を支えています

 

 

シテ島 犯罪に注意!

シテ島は、観光客が多く集まるエリアです

そんなシテ島には、観光客を狙った犯罪者も多くいます

 

旅行者を狙った犯罪には、集団スリや詐欺などがあります

財布・パスポート・携帯電話といった貴重品の管理を徹底して、個人行動には注意しましょう

 

情報 サント・シャペル

住所

8 Boulevard du Palais 75001 Paris

TEL

(01)53406080

駐車場

なし

営業時間

9:00~17:00

※5/2~9/30 9:00~19:00

※入場は閉館30分前まで

休業日

1/1、5/1、12/25

年齢制限

なし

クレジットカード

VISA, MASTERCARD

公式サイト

http://www.sainte-chapelle.fr/

所要時間目安

1時間程度

入場料

26歳以上 10ユーロ

18~25歳 8ユーロ

18歳未満 無料

団体(20人以上) 8ユーロ

事前予約

個人:望ましい
団体:望ましい

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