皆さん、こんにちは
「睡蓮」や「印象・日の出」など数々の印象がの絵画を世に生み出した画家 ”クロード・モネ”
19世紀後半にフランスで、ジャポネズリー(日本文化)が流行しました
クロード・モネ自身日本の浮世絵に心打たれ、彼の制作に影響を与えたことは彼の絵画からも読み取ることができます
今回はクロード・モネが半生を過ごし、絵画”睡蓮”の舞台となった”モネの家と庭”の行き方・見どころといった観光情報を徹底的にご紹介します
Contents
パリから日帰り観光に最適!
モネの家は、パリ近郊の街”ジヴェルニー”にあります
パリからは、電車とバスを使って1時間ほどでアクセスできるため、日帰り観光がおすすめです
※アクセス方法は後半にご紹介します
開館は季節限定(4月~10月)
モネの家の開館季節は春~初秋の4月から10月に限られています
モネの家に訪れる際は、開館の季節を把握しておきましょう
※開館:4/1~11/1
ジヴェルニー ~フランス~
ジヴェルニーはフランス・ノルマンディー地方に位置しています
小高い丘に沿ってある小さな古い村で、自然が豊かなとてものどかな街です
パリから1時間でこんなにのどかで美しいフランスの田舎風景を楽しめるんですね
印象派
印象派は、19世紀後半にパリを中心として始まった芸術活動の一つです
印象派の特長は、現実を空想によらず、見たありのままを捉えようとする”リアリズム”を絵画芸術に主張することでした
自然の光を忠実に捉えて、それを絵画に再現・反映することが当時絵画の流行でした
そんな印象派芸術活動で、大きな才能を発揮したのがクロード・モネでした
クロード・モネ財団
クロード・モネの家と庭は、彼の死後有れた状態が続いていました
その後クロード・モネの息子によって、美術アカデミーに寄贈され、
大規模な改修工事を経て、1980年にクロード・モネ財団として一般公開されることとなりました
モネの庭
モネの庭には、庭園を埋め尽くす四季折々の花が咲き乱れています
開館時季ではいつ来ても、季節ごとの花々が楽しめるため、公開することはありません
ベストは、6月の庭の情景
クロード・モネの絵画”睡蓮”の舞台となった池には、睡蓮の花が6~8月に咲き誇ります
また絵画にも描かれている太鼓橋には、5~6月に藤の花が満開となります
睡蓮と藤の開花を見ることができる6月がモネの庭のベストシーズンと言えるでしょう
クロ・ノルマン
モネの家に入場したところに見られる庭が、”クロ・ノルマン(ノルマンディーの囲いの庭)”です
元もとは、リンゴ園と野菜畑が生い茂っていました
モネはこの地に移り住むとそれらを取り除き、桜と杏子の木を植えました
そしてクロ・ノルマンには、たくさんの花が地面を覆っています
水仙・チューリップ・オニゲシ・ボタンといった東洋由来の花が咲き誇ります
モネの日本文化への興味の深さがクロ・ノルマンにうかがえますね
水の庭
水の庭には、クロード・モネの代表的絵画”睡蓮”の情景が、現実のものとして目にとめることができます
パリ オランジュリー美術館にある”睡蓮”の大絵画と、水の庭の情景をぜひ見比べてみてください
※オランジュリー美術館とモネの家のコンビチケットがあります。詳しくは後半でご紹介します
モネの日本への造詣が反映
水の庭には、モネの日本への興味・造詣の深さがどことなく反映されています
絵画”睡蓮”のモデルとなった橋は、日本風の太鼓橋の形をしています
そして池の周りには、竹・桜・イチョウ・カエデ・ボタン・ユリが植えられています
水の庭のエピソード
クロード・モネがある日水の庭を眺めていると、池から現れる妖精を目の当たりにしました
そしてモネは自分のパレットを取り上げて、”睡蓮”の制作に取り掛かったというエピソードがあります
モネの家
モネの家は、モネが43歳の時に家族とともに移住した場所で、晩年をここで過ごしました
青の間
一階にある青の間は、モネの読書室でした
モネのアトリエ
一階半地下には、モネのアトリエがあります
ゆったりとした広い空間の部屋ですね
アトリエの壁には、絵画作品が埋め尽くされています
※展示されている壁の絵画作品は、複製されたものです
寝室
2階には寝室があり、セザンヌやルノワールといったモネの友人である画家の作品が展示されています
食堂
食堂には、壁に貼り巡らされた日本浮世絵のコレクションが印象的ですね
食堂だけではなく、モネの家には北斎・広重といった日本画家の絵が飾られています
チケット コンビチケットがお得!
モネの家のチケットは、複数の美術館とのコンビチケットがあります
パリ滞在中に行きたい美術館とセットでチケットを購入すれば、お得になります
注:パリミュージアムパスは不可
残念ながらモネの家では、パリミュージアムパスは使えませんので、ご注意ください
パス:オランジュリー美術館+モネの家
パリ オランジュリー美術館とモネの家のコンビチケットが販売されています
料金:18.5ユーロ
※一般大人料金のみ
パス:ジヴェルニー印象派美術館+モネの家
モネの家から徒歩数分のジヴェルニー印象派美術館とモネの家のコンビチケットが販売されています
一般料金:16.5ユーロ
割引料金:
- 9.5ユーロ ※学生(国際学生証携帯)
- 8ユーロ ※7~11歳(パスポート携帯)
- 7ユーロ ※障がい者(証明書携帯)
- 無料 ※7歳未満
パス:マルモッタン美術館+モネの家
パリ マルモッタン美術館とモネの家のコンビチケットが販売されています
一般料金:18.5ユーロ
割引料金:
- 9ユーロ ※7~17歳(パスポート携帯)
- 4ユーロ ※障がい者(証明書携帯)
- 無料 ※7歳未満
チケット オンライン事前購入
滞在時間が限られている場合などは、オンラインのチケット事前購入をおすすめします
バカンス時期(6~8月)・休日などは、当日購入窓口に長蛇の列ができます
時間を無駄にしないためにも、オンラインでチケットを事前購入しておけば、行列をスキップできます
事前購入チケットは、専用の入り口から入場できます
※オンラインチケットは、ジヴェルニー印象派美術館とのコンビチケットになります
オンラインチケット販売サイト(英語) ↓
https://web.digitick.com/index-css5-museedesimpressionnismes-lgen-pg1.html
アクセス
パリからは、電車+バスで移動します
電車
まずはパリから電車を利用します
パリ サン・ラザール駅からGare de Vernon(ヴェルノン駅)行の電車「J線」に乗車
終点のヴェルノン駅で下車します
運賃:12ユーロ(変動あり)
<サン・ラザール駅~ヴェルノン駅> Googleマップで見る
バス
ヴェルノン駅から出たら、電車到着と合わせて駅前にシャトルバスが待機しているので、運賃を払い乗車しましょう
運賃:10ユーロ(往復)
※プチトラン(観光用ミニトレイン)に出会ったらラッキー、それに乗ってもモネの家に行けます
※天気のいい日は、徒歩もおすすめですよ!ジヴェルニーの美しい田舎道を散策できます(徒歩1時間)
<ヴェルノン駅~モネの家> Googleマップで見る
ジヴェルニー印象派美術館
モネの家から徒歩数分
印象派の巨匠による原画が数多く展示されています
開館期間:4月~11月(10~18時)
閉館日:7/4~7/13
情報 ~モネの家と庭園~
住所
84 Rue Claude Monet, 27620 Giverny
TEL
(02)32512821
駐車場
有(無料)
営業時間
9時30分~18時(4/1~11/1)
※入園はクローズの30分前
定休日
なし
※11~3月は休業
事前予約
個人:不要
団体:要