皆さん、こんにちは
今回は、フランス・ロマン派絵画巨匠の穴場的美術館”ドラクロワ美術館”への行き方や見どころ・美術館の観光情報をご紹介します!
パリ中心部のサン・ジェルマン・デ・プレ地区にあるドラクロワ作品を中心とした美術館
ドラクロワ好きはもちろん、そうでなくとも楽しめる美術館です
ポイント
- ドラクロワってどんな人?
- ドラクロワ美術館ってどんな美術館?
- 場所・行き方は?
- パリ・ミュージアム・パスは使える?
- 営業時間・定休日は?
- ズバリ見どころは?
- 周辺のおすすめスポットは?
- お得情報は?
今回はドラクロワ美術館に焦点を当て、旅に役立つ観光情報をお届けします!
ドラクロワってどんな人?
正式には”ウジェーヌ・ドラクロワ”
ドラクロワは、19世紀フランス・ロマン主義絵画の巨匠の一人
ロマン主義とはそれまでの古典主義と対抗する芸術運動で、恋愛・中世へのあこがれといった特徴を持っています
フランスの近代国家形成を促進した芸術運動でもありました
ルーヴル美術館には、ドラクロワの代表作である
- 民衆を導く自由の女神
- アルジェの女たち
などが展示されています
ロマン主義の巨匠としてドラクロワは当時から名を馳せており、その後のセザンヌやルノワールなどのポスト印象派画家たちに影響を与えました
どんな美術館?
ルーヴル美術館やオルセー美術館といった総合美術館と異なり、ドラクロワ個人にかかわりのある美術館です
それもそのはずドラクロワ美術館の建物は、ドラクロワが晩年実際に居住した住居兼アトリエでした
美術館では彼の居室やアトリエも見学することができ、ドラクロワの画家生活を垣間見ることができます
ピアニストで作曲家のショパンがドラクロワのアトリエで作曲活動をしていました
アクセス
ドラクロワ美術館は、パリ・セーヌ川南岸にあるサン・ジェルマン・デ・プレ地区(パリ7区)にあります
すぐそばにはパリ7区のシンボルともいえるサン・ジェルマン・デ・プレ教会があります
最寄り駅は、
- メトロ4号線「Saint-Germain-des-Pres(サン・ジェルマン・デ・プレ)駅」
- メトロ10号線「Mabillon(マビヨン)駅」
ドラクロワ美術館へは、いずれの駅からも徒歩3分の道のりです
<サン・ジェルマン・デ・プレ駅~ドラクロワ美術館>
<マビオン駅~ドラクロワ美術館>
入場料
美術館1階でチケットを購入して、右側が見学通路となっています
階段を登るとドラクロワの胸像がお出迎えします
18歳以上:7ユーロ
18歳未満:無料
団体(7~20人):7ユーロ(※要予約)
美術館の無料開放日
ドラクロワ美術館は、毎月の第1日曜日に無料開放されます
要チェックしておきましょう!
ルーヴル美術館入場券で入場無料!
ルーヴル美術館を入場券で鑑賞した場合、ドラクロワ美術館を無料で鑑賞することができます
ルーヴル美術館も鑑賞予定なら、要チェックしておきましょう!
但しドラクロワ美術館を無料で鑑賞するためには、ルーヴル美術館が発行する証明書が必要です
ルーヴル美術館・ピラミッド下にある中央案内所で、証明書を発行してもらいましょう!
パリ・ミュージアム・パス 利用可能
ドラクロワ美術館では、パリ・ミュージアム・パスを利用することができます
パリ・ミュージアム・パスは、期間内に対象となる美術館・博物館をいくつでも鑑賞できる便利なパスポート
ルーヴル美術館やオルセー美術館も対象です
一日に2~3の美術館・博物館を鑑賞すれば元が取れて、入場待ちの列をパスできるすぐれものです
見どころ
宗教画や歴史画が有名なドラクロワ
そんなドラクロワですが、ドラクロワ美術館には彼とつながりの深い人物を描いた作品が多く展示されています
彼の人間関係や内面に迫ることができるのも、ドラクロワ美術館の醍醐味です
「民衆を導く自由の女神」のスケッチ ドラクロワ
ドラクロワの代表作「民衆を導く自由の女神」のスケッチ
本作は、ルーヴル美術館に展示されています
人々を弾圧していた国王を倒すため、民衆が立ち上がった様子が鮮明に描かれています
フランスの共和制及び民主政治を表す代表作として政治的・文化的にも大きな影響を与える作品です
ルーヴル美術館|有名作品20選とおすすめ鑑賞ルート・優先入場などを徹底解説!
世界三大美術館の一つ、フランス・パリにある”ルーヴル美術館”。今回は半日~一日でまわれる、これだけは見逃せない有名作品と広いルーヴル美術館を効率よく鑑賞できるルートをご紹介!疲れ知らずの充実したルーヴル美術館鑑賞方法を余すことなくご紹介します!
続きを見る
「聖心の聖母」のスケッチ ドラクロワ
同じくロマン主義の画家”ジェリコー”が、ドラクロワに書かせた「聖心の聖母」のスケッチ
「聖心の聖母」をテーマとした絵画制作を依頼されたジェリコーはこのテーマに全く興味を持てず、代わりにドラクロワに制作を代行してもらいました
絵画が公開されてからは所在が行方不明となってしまいますが、1930年と一世紀近く経過して絵画が発見された不思議な作品です
受胎告知 ドラクロワ
旧約聖書の有名なテーマである受胎告知
大天使ガブリエルからマリアが神の子を身籠っていると告げられる重要な場面で、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの多くの画家がこのテーマの作品を制作しています
ドラクロワの描いた受胎告知は、背景は寝室で赤と緑を基調としており暖かい雰囲気が印象的です
背景に小さく描かれたドアの向こうは薄暗く奇妙で、その先にどんな景色が広がっているか見る者に想像を与えています
オーティエールの肖像 ドラクロワ
若い男性の肖像が描かれており、背景はどんよりとした雲で覆われています
思春期の若い男性の反抗する心や憂鬱とした内面が平静を保つ表情の中から読み取ることのできる作品です
美術館の中庭
ドラクロワの住居からアトリエまで続く中庭
外のパリ中心部の喧騒とは思えない静けさが広がる空間です
周りのおすすめスポット
サン・ジェルマン・デ・プレ教会
ドラクロワ美術館のすぐそばには、パリ7区を代表するサン・ジェルマン・デ・プレ教会があります
内部の装飾が美しく必見です
シテ島
ドラクロワ美術館から北東へ徒歩15分の所には、ノートルダム大聖堂やサント・シャペルで有名なシテ島があります
ドラクロワ美術館の鑑賞と合わせてプランを立てるのをおすすめします
<ドラクロワ美術館~サント・シャペル>
クリュニー国立中世美術館
ドラクロワ美術館から東に徒歩10分の所には、中世の連作タペストリーで有名なクリュニー国立中世美術館があります
古代ローマ浴場跡もある荘厳な雰囲気の美術館です
<ドラクロワ美術館~クリュニー国立中世美術館>
※メトロ10号線「Gare d'Austerlitz方面」に乗車し、二駅目の「クリュニー・ラ・ソルボンヌ駅」で下車するのも便利です
-
パリ・クリュニー国立中世美術館|貴重な連作タペストリーを鑑賞!行き方・見どころ・お得情報を徹底解説!
パリのアートといえばフランス近代芸術の印象派絵画やロダンを代表する近代彫刻を思い浮かべることが多いと思います。そんなパリの美術館の中でも、中世に関する貴重な展示を鑑賞できるのがクリュニー中世美術館です。クリュニー国立中世美術館への行き方・見どころ・お得情報などの観光情報を徹底的にご紹介します!
続きを見る
情報 ドラクロワ美術館
住所
6 Rue de Furstenberg 75006 Paris
TEL
(01)44418650
駐車場
なし
営業時間
9:30分~17:30(第1木曜は~21時)
※窓口は閉館30分前
定休日
火曜日
休業日
1/1、5/1、12/25
公式サイト
http://www.musee-delacroix.fr/fr/
所要時間
1時間程度
入場料
18歳以上:7ユーロ
18歳未満:なし
団体:7ユーロ(7~20人※要予約)
※第1日曜日無料
クレジットカード
Diners,Visa,JCB,MasterCard,American Express
年齢制限
なし
事前予約
個人:不要
団体:要