皆さん、こんにちは
台湾・台北にはたくさんのお寺・お廟があります
その中でも商売繁盛の神様を祀るお廟”行天宮”には、毎日たくさんの参拝者か訪れています
今回は、行天宮への行き方やお参りの仕方、おみくじの引き方、そして行天宮ならではの収驚体験た観光・参拝情報を徹底的にご紹介します!
Contents
行天宮の神様 関羽
行天宮には、三国志にも登場する中国歴史で最も有名な武将”関羽・関聖帝君”が祀られています
関羽は、主君である劉備玄徳に仕えどんなことがあっても決して主君を裏切らず最後まで仕えた義理に厚い武将
また関羽はそろばんや簿記の発明者と考えられており、商売繁盛の神様として信仰されています
そして関羽は生涯にわたって五倫八徳を守っていたことから、これらの美徳を守れば他人との人間関係がうまくいくと参拝する人が後を絶ちません
関聖帝君を祀る関帝廟は世界各地に作られており、日本にも北海道から沖縄まで20の関帝廟があります
アクセス
台北駅からは地下鉄に乗って行天宮駅で下車した後、北へ徒歩5分で行天宮へアクセスできます
・台北駅から地下鉄板南線(Bannan Line, ブルーライン)に乗り、「忠孝新生駅」で地下鉄中和線(Zhonghe-Xinlu Line, イエローライン)に乗り換えます
・行天宮駅からは「4番出口」を出て北へ5分歩くと、行天宮に到着します
※そのほかにも、バス一本で行けたりもできます
目的地のアクセス方法は、Googleマップの経路検索が便利です ↓
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お参り 行天宮
お参りでは商売繁盛のほかに、学業成就・家内安全・健康祈願などいろいろな願い事をもってお参りすることができます
自分に今一番関心のあることを神様にお願いしましょう
手を清める
南西入り口の門をくぐると、左手に御手洗場があります
大きな鏡には「問心・洗心」と書かれています
手を洗いながら自分の心に反省し、きれいな心で神様に向かいましょうという意味です
正門
入り口の右手には、大きな朱色の建物”正門”が見られます
石の柱に彫られた龍の姿が見事です
そして上を見上げると、屋根の上に龍や鳳凰の彫刻が空飛ぶように生き生きと描かれており見どころの一つです
真ん中には二匹の神獣がおり、この神獣は伝説の生き物”麒麟”です
古代から穏やかで優しい性格として、また仁徳を備えていると知られており、行天宮では情の深さと平和の象徴として佇んています
お参り
境内の中へ入ると、中央でたくさんの人々が神様の前で跪いて参拝しています
お参りの仕方は日本のお寺での方法とも違います
本殿の参拝の場所には、参拝方法を写真付きで紹介した看板がいたるところにありますので、確認してみましょう
まず赤い膝つきに跪きます
そして男性は手のひらを下に、女性は上に向け三回拝みます
一連の参拝方法は、まず地元の人たちの参拝方法を見てそれを真似するのがおすすめです
行天宮では関羽のほかにもたくさんの神様が祀られており、お参りの順番も看板に書かれています
① まずは前殿
道教における最高神である玉皇大帝にお参りをします
どのお廟でもまずは玉皇大帝にお参りをするのが基本的な参拝手順です
② 正殿
前殿にお参りできたら、正殿の関聖帝君にお参りをします
収驚体験
人間は強いショックを受けると魂が抜けて、心身ともに不健康な状態になり運気が下がってしまうといわれています
収驚体験では、抜けてしまった魂を呼び戻すことで心身を健康にさせて運気を上げることができるとされています
収驚体験を受けている人の前には、待っている人の列ができているので並んでみましょう
ここで並んでいるときには注意が必要です。
- 喋らない
- 携帯電話を使わない
- 飲食しない
- ガムを噛まない
敬意をもって収驚体験に向け心の準備をしましょう
おみくじ 神盃占い
台湾の寺院に来たらぜひ台湾式おみくじの「神盃占い」をしてみましょう
神盃占いは、おみくじをただ引くだけではないため、ここでその方法をご紹介します!
まず両手で笛と呼ばれる一対の赤い木片を2つ、平らな方を上にして蝶々の形になるように手のひらにのせます
心の中で、
- 名前
- 生年月日
- 年齢
- 住所
- 職業
- 願い事
を唱えたら、笛を地面に向かって落とします
それぞれの笛が表と裏なら、神様が願い事に同意してくれたという意味で、おみくじを引くことができます
そうでなければもう一度やり直します
長い丈棒をまとめて軽く持ち上げ、下に落とすように軽く手を放します
そうすると持ち上げた丈棒の高さがバラバラになるので、一番高くなっている棒を引きます
棒の先には数字が書いてあるので、確認しておきます
次にその数字が本当に自分の運勢か神様に確かめてもらうため、再び2つの笛を地面に落とします
ここで表と裏が3回続けて出れば、おみくじのお札を手にすることができます
※時間が無ければ、1回のみの確認でもOKです
お線香はない
行天宮では2014年より、環境保護の観点から参拝の人々向けに線香が廃止されました
時代とともに、参拝の方法も変化しているのですね
青い服の人々
行天宮では青い服を着た人たちを見かけます
この方々はボランティアの人たちで、宗教的な取り組みだけでなくあらゆる側面で社会貢献として活動しています
行天宮ではボランティア活動により台湾社会に広く受け入れられているのが、人気が高い理由の一つとなっています
地下街の占い
行天宮の隣には地下横丁があり、そこには多くの占いブースが軒を連ねており観光名所となっています
行天宮の境内から出て西側の出入り口近くの地下道から地下横丁にアクセスできます
観光客に人気の占いで日本語が堪能な占い師もたくさんいるので、行天宮に行ったら一度立ち寄って占いをしてもらいましょう!