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ヴェネツィア権威の象徴”ドゥカーレ宮殿”|行き方・見どころ・入場方法などを徹底解説!

皆さん、こんにちは

水の都、イタリア・ヴェネツィア

 

ヴェネツィアに来たら必ず行きたい観光スポットの一つが”ドゥカーレ宮殿”です

世界遺産にも登録されているドゥカーレ宮殿は、ティントレット作「天国」や「黄金の階段」といった見どころがたくさんあります

 

今回は、ヴェネツィア・ドゥカーレ宮殿の歴史・見どころ・入場方法といった観光情報を徹底的にご紹介します!

 

行列をパスできる予約方法は、こちらでご紹介しています ↓

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”ドゥカーレ宮殿”|優先入場・公式シークレットツアー予約方法を徹底解説!

ヴェネツィアに来たら必ず行きたい観光スポットの一つが”ドゥカーレ宮殿”。人気な観光スポットであるため、バカンス時期(6月~8月)や土日が重なると1~2時間ほど行列待ちをする必要があります。今回は、優先入場できるシークレットツアー予約方法と当日の行動について徹底的にご紹介します!

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ドゥカーレ宮殿 歴史

 

ドゥカーレ宮殿は8世紀に建てられ、その後14~16世紀にわたって改修が重ねられ現在の姿に至っています

 

中世のヨーロッパに多大な影響力を持っていたヴェネツィア共和国

大きな財力をつぎ込んで作られた豪華な建造物がドゥカーレ宮殿です

 

ドゥカーレ宮殿はヴェネツィア共和国の総督の住居兼最高指導部として使用され、海洋国家であったヴェネツィア共和国の重要な決定は全てこのドゥカーレ宮殿で執り行われました

 

ドゥカーレ宮殿 アクセス

ヴェネツィア・サンタ・ルーチア駅からサン・マルコ広場に向けて徒歩30分です

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ドゥカーレ宮殿 外観

ヴェネツィア共和国を治めていた総督の居城、ドゥカーレ宮殿

 

西ローマ帝国が崩壊し、多くのヨーロッパの国々が封建制の王国を築く中、中世のヴェネツィアは、王国は持たず貴族たちが共同で統治する共和国を作りました

ヴェネツィアが共和国を作る選択ができたのは、人口が少なく領土も小さなヴェネツィアにとって貴族同士による民主制が成り立ったためでした

 

ヴェネツィア共和国の栄光の証であるドゥカーレ宮殿の外観は、白とピンクを基調とした大理石の壁面と美しく形どられた柱と装飾が大変見事です

 

ドゥカーレ宮殿 入場

ドゥカーレ宮殿の入り口は、宮殿建物の南側(海側)の中央にあります

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入口からは、混雑時には壁沿いに長い行列ができます

行列の左側の長い行列は当日券購入者向けのラインで、中央のすいているラインはツアー申込/チケット保持者優先用、右側のラインは身体障碍者用になっています

 

建物の入り口付近に近づいたら、セキュリティチェックを受けます

入口の左にチケットオフィスがあるので、ここで当日券を購入します

 

ドゥカーレ宮殿 料金

ドゥカーレ宮殿のチケットには、他博物館との共通チケットや優先入場可能なシークレットツアーなど様々ありますので一つずつご紹介していきます

 

【サンマルコ広場博物館共通チケット】

ドゥカーレ宮殿などサンマルコ広場周辺にある4つの施設にそれぞれ一回入場できるチケットです

※有効期限:3か月

 

料金

大人:20ユーロ

割引:13ユーロ(6~14歳、学生、66歳以上)

無料(6歳未満)

 

利用施設

ドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducale

国立考古学博物館 Museo Archeologico Nazionale

国立マルチャーナ図書館 Biblioteca Marciana

コッレール博物館 Museo Correr

 

【ミュージアムパス】

ヴェネツィア周辺の11施設にそれぞれ一回入場できるチケットです

※有効期限:6か月

 

料金

大人:24ユーロ

割引:18ユーロ(6~14歳、学生、66歳以上)

無料(6歳未満)

 

利用施設

ドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducale

国立考古学博物館 Museo Archeologico Nazionale

国立マルチャーナ図書館 Biblioteca Marciana

コッレール博物館 Museo Correr

カ・レッツォーニコ Ca’ Rezzonico

モチェニゴ博物館 Museum of Palazzo Mocenigo

カルロ・ゴルドーニの家 Casa di Carlo Goldoni

カ・ペーザロ国際近代美術館 Ca’ Pesaro

ムラーノ・ガラス美術館 Glass Museum

レース博物館 Lace Museum

市立自然史博物館 Natural History Museum

 

【ドゥカーレ宮殿 シークレットツアー】

各国ガイドと一般では立ち入ることのできないエリアへの入場ができ、行列もスキップすることができます

予約購入方法と入場方法はこちらをご覧ください ↓

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”ドゥカーレ宮殿”|優先入場・公式シークレットツアー予約方法を徹底解説!

ヴェネツィアに来たら必ず行きたい観光スポットの一つが”ドゥカーレ宮殿”。人気な観光スポットであるため、バカンス時期(6月~8月)や土日が重なると1~2時間ほど行列待ちをする必要があります。今回は、優先入場できるシークレットツアー予約方法と当日の行動について徹底的にご紹介します!

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料金

大人:29ユーロ

割引:18ユーロ(6~14歳、学生、66歳以上)

無料(6歳未満)

 

混雑シーズンは、シークレットツアー予約がおすすめ!

夏のバカンス時期(6月~8月)と週末が重なると1~2時間くらいの行列待ちをする必要が出てきます

観光の疲れの上に熱中症の危険もあるので、朝一番(8:30前)に並ぶか公式シークレットツアーに申し込むことで行列を回避することをおすすめします

 

シークレットツアーの料金は29ユーロです

ドゥカーレ宮殿を含む4つの施設に1度づつだけ入場できるサンマルコ広場共通博物館チケットの20ユーロに比べると値は張ります

しかしシークレットツアーでは、一般入場では入れない部屋の入場やわかりやすい英語ガイドによる説明を受けることができ、行列待ちによる時間と体力の浪費を抑えることができます

夏休みにドゥカーレ宮殿を観光予定の場合は、シークレットツアーを申し込むことを強くおすすめします

 

ドゥカーレ宮殿・シークレットツアー予約申込と入場方法はこちらをご覧ください ↓

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”ドゥカーレ宮殿”|優先入場・公式シークレットツアー予約方法を徹底解説!

ヴェネツィアに来たら必ず行きたい観光スポットの一つが”ドゥカーレ宮殿”。人気な観光スポットであるため、バカンス時期(6月~8月)や土日が重なると1~2時間ほど行列待ちをする必要があります。今回は、優先入場できるシークレットツアー予約方法と当日の行動について徹底的にご紹介します!

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ドゥカーレ宮殿 中庭

宮殿に入りまず出迎えてくれるのは、敷地の中心にある大きな中庭です

大きな中庭を取り囲むようにして宮殿の建物が建っていることがわかります

 

中庭入って正面の北側には、隣接するサン・マルコ寺院の丸屋根が見られます

そして中庭の中央には、16世紀に青銅で造られた井戸が見られます

 

中庭を歩いていると、壁に少し怖い形相の彫刻があります

この壁に彫られた顔はヴェネツィア共和国のシンボルであるライオンの顔で、密告の口とも呼ばれています

 

中庭の北東側にある階段は巨人の階段と呼ばれており、16世紀ごろにアントニオ・リッツォによって造られました

 

新しく就任した総督の即位式がこの階段の踊り場で行われるようになり、階段の上部両側にはサン・ソヴィーノの神ネプチューンと闘いの神マルスの像が階段を登る人を向いています

 

黄金の階段

ドゥカーレ宮殿の見どころの一つ、黄金の階段

24金の金箔と漆喰、フレスコ画で飾られた黄金の階段は、その名の通り絢爛豪華です

 

黄金の階段は、16世紀にヴェネツィア共和国の芸術家を総動員して造られました

共和国当時、黄金の階段は身分の高い貴族が専用で使っていた階段で彼らの権力を見せつける目的がありました

 

四角の広間

4階から見ていくとまずはじめに見られる部屋は、四角の広間です

 

ヴェネツィアの代表画家ティントレット作のジローラモ・プリウリ総督の肖像画が飾られています

またヴェネツィア共和国の象徴ともいえる、サン・ソヴィーノの神ネプチューンに闘いの神マルスも見られます

 

共和国当時、四角の広間は控室として利用されていました

 

4つの扉の間

四角の広間の隣にある部屋は、4つの扉の間です

4つの扉の間には、ヴェネツィア派の代表画家ティツィアーノ作「信頼に対して祈りを捧げるアントニオ・グリマーニ総督の肖像」が見られます

またヴェネツィア派の巨匠ジャン・バッティスタ・ティエポロ作「ヴェネツィアに豊かさをもたらすネプチューン」があります

 

この絵画の右側の女性はアドリア海の女王と讃えられたヴェネツィア衣装をまとい、ヴェネツィアのシンボルであるライオンを従えて、ネプチューンが銀貨やサンゴなどの財産を女王に献上している様子が描かれています

ヴェネツィア共和国のアドリア海の支配により、莫大な富を得ていることがこの絵画からよくわかります

 

そして視線を上に移すと、天井にはティントレット作のフレスコ画が見られます

 

謁見控えの間

4つの扉の間の隣には、謁見控えの間があります

ヴェネツィア総督が各国の大使たちと公式に接見していた場所でした

 

謁見控えの間には、ティントレットの作品やヴェロネーゼ作「エウロペの略奪」が飾られています

王座には、ヴェロネーゼ作「レパント海戦の勝利を感謝するメニエール総督」が飾られています

 

元老院の間

元老院の間には、サン・マルコ寺院やゴンドラなどヴェネツィアの観光名所や風景を描いた絵が飾られています

また天井には、ティントレット作「ヴェネツィア逍遥」が描かれており、金色の天井は16世紀にヴェロネーゼによって形作られました

 

共和国当時、元老院の間は総督と6人の評議会で構成された治安裁判所として使われていました

 

十人委員会の間

元老院の間の隣には、十人委員会の間があります

 

十人委員会の間の天井には、ヴェロネーゼ作「老いと若さ」が描かれています

権力を持つ老人たちで構成されていた十人委員会と評議会の青年派との意見の対立が表れています

 

十人委員会はヴェネツィア共和国の中枢機関として、元老院の中から権力のあるものが選ばれ、外交問題といった緊急性の高い議題を扱っていました

あくまで臨時的な会議の場であった十人委員会は、徐々に国家機密などを扱うようになり強い権力を持ち、やがて国政をも動かすようになっていきました

 

羅針盤の間

羅針盤の間には部屋の隅に大きな木製の羅針盤が置かれており、この羅針盤が名前の由来となっています

部屋に置かれている木製羅針盤は、十人委員会長官の部屋の入り口を覆い隠しているのがわかります

 

羅針盤の間は、長官へ呼び出される人のための控室として使用されていました

 

ライオンの口

羅針盤の間を出た扉の脇には、ヴェネツィア共和国のシンボルであるライオンの口が彫られています

このライオンの口は郵便ポストのように開いており、手紙を入れられるようになっています

 

ライオンの口は、市民からの直訴や密告を受け付ける役割をしていました

 

大評議の間

3階へ降りると、ドゥカーレ宮殿の見どころ大評議の間に出ます

大評議の間はドゥカーレ宮殿の中で一番広い部屋で、ヨーロッパ最大級の2000人ほどの評議員を集めていました

 

戦いの勝利を描いたヴェネツィアを讃える絵画が数多くあります

その中でも正面に見える絵画は、一番有名なティントレット作「天国」です

 

「天国」は世界で一番大きな油絵であり、イタリア作家ダンテの「新曲」から着想を得て描かれた絵画です

 

情報 ドゥカーレ宮殿

住所

Piazzetta San Marco 1, 30124 Venice

TEL

(041)2715911

駐車場

なし

営業時間

4/1~10/31 8:30~19:00

11/1~3/31 8:30~17:30

※入場は閉館時間1時間前まで

定休日

なし

休業日

1/1、12/25

公式サイト

http://palazzoducale.visitmuve.it/

 

シークレットツアー 予約方法

ドゥカーレ宮殿・シークレットツアーの予約方法はこちらでご紹介しています ↓

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”ドゥカーレ宮殿”|優先入場・公式シークレットツアー予約方法を徹底解説!

ヴェネツィアに来たら必ず行きたい観光スポットの一つが”ドゥカーレ宮殿”。人気な観光スポットであるため、バカンス時期(6月~8月)や土日が重なると1~2時間ほど行列待ちをする必要があります。今回は、優先入場できるシークレットツアー予約方法と当日の行動について徹底的にご紹介します!

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