皆さん、こんにちは
台湾・台北に来たら必ず訪れたいパワースポット”松山慈祐宮”
占いや神様に願い事をするのが好きな台湾人のみならず、観光客にも人気の松山慈祐宮
今回は、松山慈祐宮への行き方・お参り方法といった観光情報を徹底的にご紹介します!
松山慈祐宮とは…?
松山慈祐宮は、台湾を代表する道教のお廟
道教は中国三大宗教である儒教・仏教・道教のうちの一つで、中国漢民族の土着的で伝統的な宗教です
台湾の人たちは占いや神様に願い事をすることが好きで、悩み事や心配事があるといつも神様にお伺いを立てに行きます
日本では神社にお参りすることが多いですが、台湾には神社はほとんどなくお寺やお廟にお参りします
道(タオ)
松山慈祐宮の道教は、道(タオ)と呼ばれる考えがあります
「道」の字の”しんにょう”は終わりを意味し、”首”は始まりを意味しています
字の成り立ちの通り、道(タオ)とは道教の中心概念で宇宙や人生の根源的な不滅の心理を表しています
媽祖(まそ)
松山慈祐宮に祀られている代表的な神様は、媽祖(まそ)と呼ばれる神様です
天上聖母とも呼ばれ福建省の女性が神格化されたものとされ、中国福建省と台湾で特に熱く信仰されています
媽祖は福建省の官吏の子供として生まれ、子供のころから頭が良く才能がありました
16歳のころ神通力を得て病気で苦しむ村人を救うなどの奇跡を起こし、村人たちから崇められる存在となります
ところがその後、媽祖の父親が海難事故に遭い行方不明となります
嘆き悲しんだマゾはそのまま天へと導かれ神様となったとされています
父のエピソードから媽祖は航海の神様として、そして現在では台湾全土で信仰されている大事な神様となっています
アクセス
台北駅からは地下鉄淡水信義線(Tamsui-Xinyi Line, レッドライン)(淡水方面)に乗車し、中山駅(Zhongshan Station)で松山新店線(Songshan-Xindian Line, グリーンライン)(松山方面)に乗り換えます
松山新店線の終点の松山駅(Songshan Station)で下車し、5番出口を出たら右手に松山慈祐宮が見えてきます
外観 松山慈祐宮
日本の寺院に比べると、とても派手なつくりであることが特徴です
そして松山慈祐宮は、台湾でも珍しいとても大きな6階建ての造りとなっています
主人である媽祖をはじめ、道教のたくさんの神様が祀られており、七福神の一つである福禄寿が祀られています
福禄寿は三徳(福:幸福、禄:身分や財宝、寿:長寿)を具現化した神様として親しまれています
明るい時間帯は、圧倒されるお廟の姿を細部までじっくり見ることができます
暗くなってからは、お寺全体がライトアップされるので幻想的な雰囲気を楽しめます
入り口
松山慈祐宮の入り口には、1803年に作られたとされる神獣がいます
日本のお寺にあるような狛犬と同じく、神獣は魔除けとして大切な存在です
お廟には入り口の右側から入り、敷居を踏まないよう注意し左足から入りましょう
入り口を入ると大きな吹き抜けがあり広いつくりとなっており、旧正月にはここにたくさんのランタンが飾られます
右手には御手洗場があるので、手を清めてからお参りをしましょう
線香とお供え物
入り口を入って右手にはお参り道具が置いてあるので、
- 線香
- 冥銭
- お供え物
この三点をいただきましょう
ここには賽銭箱があるので、10元を入れておきましょう
台湾では「10元」は、円を拾うと書き縁起を拾うという意味があります
線香は10本1セットで輪ゴムで止めてあり、黄色い束になったものが冥銭、お供え物はお米でできたものがいただけます
お参り方法
松山慈祐宮には計10個の香炉があり、お参りでは一つひとつの香炉の前に祀られている神様にお参りします
まずは供物台にお供え物と冥銭を置いて、各香炉の前に祀られている神様にお参りしていきます
お廟内には線香に火をつけるためのコンロがたくさんあるので、そこで線香に火をつけます
神様の前では、お線香を頭上に掲げて三回拝礼し、
- 自分の名前
- 生年月日
- 年齢
- 住所
- 職業
- 今日の願い事
を心の中で唱えて神様に挨拶します
左手で一本のお線香を持って、香炉の中に挿します
全ての香炉を回り終えたら、お廟の左手奥に焚き窯で先ほど供えた冥銭を焚きます
冥銭は一枚ずつ二つ折りにして一枚ずつ窯の中へ入れます(結構大変です)
終えたら御手洗場で手を洗い、入った門と反対側の門から
大きなからくり時計
松山慈祐宮の道をはさんだ反対側に大きなからくり時計があります
日本の愛媛県松山市から贈呈されたもので、毎時ちょうどに音楽が流れます
饒河街観光夜市
松山慈祐宮のすぐ隣には、饒河街観光夜市があります
台湾で初めて行政支援によってできた夜市です
松山慈祐宮に夕方から夜にかけて立ち寄ったときにぜひ立ち寄りたい夜市
台湾のおいしいグルメを楽しむことができます
情報 松山慈祐宮
住所
台北市松山區八徳路四段761號
TEL
(02)27669212
駐車場
なし
営業時間
5時~22時30分
定休日
なし
公式サイト
https://www.facebook.com/SONGSHANCIYOU/
所要時間目安
30分未満
入場料
無料
事前予約
個人:不要
団体:不要