皆さん、こんにちは
奈良にある律宗の総本山「唐招提寺」
日本史上重要な人物として、学校の歴史でもお馴染みの「鑑真」が建立した寺として有名です
奈良時代の国教であった仏教において、正式な僧侶になるための戒律を日本に教え伝えるために渡日した鑑真は当時の天皇たちからの信頼も厚く、余生はこの唐招提寺で信仰に務める日々を過ごしていました
今回は、唐招提寺の見どころ・行き方・御朱印といった観光情報を徹底的にご紹介します!
アクセス
クルマで行く場合は、南大門の隣にある駐車場に停めることができます
駐車料金:500円
公共交通機関で行く場合は、
近鉄橿原線「西ノ京駅」から薬師寺の隣を北へ徒歩10分です
マップ 唐招提寺
唐招提寺は普通に鑑賞して1時間、じっくり見ても2時間くらいでまわることができます
①金堂 ②講堂 ③鼓楼 ④礼堂 ⑤御影堂 ⑥鑑真和上御廟 ⑦戒壇 ⑧新宝蔵 ⑨宝蔵 ⑩経蔵 ⑪茶所
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ブログ地図をスマホアプリで見る!Google”マイ”マップの登録・利用法を徹底解説!
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① 金堂
奈良時代後期(8世紀後半)に建立された唐招提寺「金堂」
唐招提寺「金堂」は、奈良時代の金堂建築である寄棟造と本瓦葺技術で建てられた現存する唯一の金堂であり国宝に指定されています
金堂建築物の見どころは、正面の8本の太い柱のほかに壁がなく外の空気が入りやすい「吹き放し」と呼ばれる構造
金堂内には、いずれも国宝に指定されている像が安置されています
盧舎那仏坐像
中央にそびえるのが、本尊にあたる廬舎那仏坐像です
高さ3mを超える廬舎那仏坐像の見どころは、仏像の背後にある千仏光背
光背とは仏様の中でも如来様が発する光のことで、金堂の廬舎那仏坐像には864体現存する千仏光背が輝いています
光が輝きを広げるように、仏教の教えも広まってほしいという鑑真の願いが表れています
千手観音立像
金堂左手には、千手観音立像があります
観音菩薩が変化した千手観音の大きな42本の手には、さらに小さな手がたくさんついており、その数は953本現存しています
当初は1000本あったといわれています
ほとんどの千手観音菩薩像の手は42本しかありませんが、唐招提寺・金堂の千手観音立像は名の通り千本もの手が存在する数少ない千手観音像です
薬師如来立像
唐招提寺・金堂の薬師如来立像は高さ5mを超える大きなもので、日本国内に現存する薬師如来立像の中で最大の像です
② 講堂
金堂の後ろ側(北側)にある建物は、同じく奈良時代後期(8世紀後半)に建立された「講堂」です
唐招提寺・講堂は、平屋の入母屋造と本瓦葺で造られています
講堂の建物は、平城宮の東朝集殿を移築・改造したものです
鎌倉時代に改築が行われたものの、古代宮廷建築が唯一残った建造物として国宝に指定されています
弥勒如来坐像
唐招提寺・講堂の本尊である弥勒如来坐像は鎌倉時代に作られました
鎌倉時代の典型である寄木造りの弥勒如来坐像は、力強い印象を与えます
③ 鼓楼
楼造・入母屋造・本瓦葺で建てられた二階建て構造の鼓楼
舎利殿とも呼ばれ、鑑真が問うから持ってきた仏舎利が安置されています
普段売店で売られている唐招提寺のうちわは、毎年5月19日に開催される「うちわまき」で鼓楼の上からうちわが撒かれ無料でもらうことができます
当日の9時に整理券が配布されるので、早めに並んでおきましょう
④ 礼堂(らいどう)
鼓楼の隣には、南北に長く連なる「礼堂」があります
入母屋造・本瓦葺で建てられた礼堂は、もともと僧房として使われていた建物でした
改築後は、鼓楼に安置されている仏舎利を拝むために使われています
⑤ 御影堂(みえいどう)
唐招提寺の奥にある階段を登った先に「御影堂」があります
御影堂には、日本画家東山魁夷が描いたふすま絵や扉絵、障壁画が飾られています
大修理のため、2022年4月以降に入ることができます
もともと御影堂に安置されていた国宝・鑑真和上坐像は新宝蔵に移されており、1年に3日間のみ公開されます
鑑真和上坐像
鑑真和上坐像は、鑑真が死去した763年ごろの作品とされています
高さ80cmの乾漆造りの坐像で、日本最古の肖像彫刻です
5度の渡日失敗の苦難の末、失明後も戒律を教えるために日本にやってきた鑑真の人柄がよく表れている作品です
障壁画 御影堂
昭和の日本画家・東山魁夷が鑑真和上の御霊を鎮めるために、描いた障壁画です
東山魁夷が得意とする風景画が描かれています
鑑真の生まれた中国の風景と、晩年を過ごした日本の風景を描き御影堂に納めています
⑥ 鑑真和上御廟
唐招提寺の北のはずれには、鑑真の墓である鑑真和上御廟があります
土塀の先には、鮮やかな緑の苔庭が広がっています
御廟の周りは池となっており、初夏にはきれいな蓮の花が咲き誇ります
⑦ 戒壇
唐招提寺の西側には、一風変わった「戒壇」があります
戒壇とは、出家者がそうとなるための「授戒の儀式」を行う場所です
唐招提寺の戒壇は、1978年にインド・サンチーの古塔を模して再建されました
⑧ 新宝蔵
唐招提寺の東には、1970年に建てられた展示施設の新宝蔵があります
新宝蔵は年に3回公開されます
公開日程は、唐招提寺のホームページで確認することができます
https://www.toshodaiji.jp/about_shinhouzoh.html
⑨経蔵・⑩宝蔵
経蔵・宝蔵は、奈良時代に建てられた日本最古の校倉として知られ国宝に指定されています
これらは、唐招提寺が建立された当初の建物であり現存する最も古い建物です
⑪ 御朱印
唐招提寺の御朱印は、茶所(売店)で貰うことができます
初穂料:300円
情報 唐招提寺
住所
奈良県奈良市五条町13−46
TEL
0742-33-7900
アクセス
近鉄橿原線「西ノ京駅」から徒歩10分
駐車場
あり(500円)
営業時間
8:30~17:00(受付~16:30)
定休日
なし
休業日
なし
公式サイト
所要時間目安
1~2時間
入場料
大学生以上:600円
高校生/中学生:400円
小学生:200円
※特別展開催時は、別料金